IPSJ-ONE | 研究者人生を変えるステージ

NEWS お知らせ

2022年3月5日(土) IPSJ-ONE 開催決定

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2022年3月5日(土) 15:30~17:30 に IPSJ-ONE を開催します. 情報処理学会の各研究会から推薦された選りすぐりの若手研究者が登壇し,最先端の研究を発表します.

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GENERAL INFO 開催概要

情報処理学会には多数の研究会がある一方,異分野で現在注目されている研究を知る機会は少ない.本企画では,多様な研究分野を垣根なく俯瞰するため,各研究会に対し,優れた研究を遂行しておりプレゼン力も高い,若手を中心とした研究者を推薦する形式で募集し,招待講演者を厳選する.講演内容も,専門家のみならず,高校生,学部生,他分野の聴衆が理解しやすいよう配慮する.本企画を通じて,異分野交流など研究の発展に向けたコラボレーションや展開を作り出していく場の構築を目指す.マスメディア・ネットメディア,動画中継,ステージ演出を含め,研究者の将来にも繋がる情報発信や,人脈形成に向けた多数のアウトリーチを予定している.

主催
情報処理学会
日時
2022年3月5日(土) 15:30~17:30

SPEAKER 登壇者 (登壇者氏名五十音順)

コンピュータビジョンとイメージメディア研究会(CVIM)
青砥 隆仁
筑波大学
コンピュータで進化した”次世代”のカメラの新常識
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コンピュータが発達することによって、カメラは新たなステージへと進化しようとしている。古来より、カメラはシーンの映像を単に 記録するだけのものであった。しかし、今、コンピュータで計算することを前提にカメラの仕組みを一から見直すことで、距離や材質 といった従来のカメラでは撮影できなかった新しい情報を撮影できるようになってきている。本講演では、そんな新しい仕組みを取り 入れた次世代のカメラにおける新常識を講演者の取り組みを例に挙げつつ紹介します。

ヒューマンコンピュータインタラクション研究会(HCI)
池松 香
ヤフー株式会社
タッチ入力を拡張するインタフェース
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スマートフォンやタブレットPC,タッチパッドといったタッチサーフェスは広く普及しており,現在では最も一般的な指示装置になり ました.こうしたタッチサーフェスの二次元平面におけるインタフェースは,ごく限られた手指の動作を取り入れているに過ぎず,い まだ改良・開拓の余地が多く残されています.本講演では,タッチのセンシングデータを活用することで,指先のタッチ入力に限らず 多様な手指の動作を検出し,新規なタッチインタラクションとして導入する研究を紹介します.

アルゴリズム研究会(AL)
伊藤 健洋
東北大学
組合せ遷移のアルゴリズム理論 ―パズル・ゲームから配電制御まで―
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15パズル,箱入り娘など,ブロックをスライドさせるパズルで遊んだことがある方も多いでしょう.では,これらのパズルをコンピ ュータに解かせることはできるでしょうか?すなわち,パズルを解く「アルゴリズム」は開発できるでしょうか?私が研究を進める「 組合せ遷移」は,これらパズルの例のように「状態空間上での遷り変り」を数理モデル化・解析する新しいアルゴリズム理論です.組 合せ遷移は,電力の配電制御にも現れ,私は,停電を起こさないスイッチ切替手順を算出するアルゴリズムの研究開発も行ってきまし た.本講演では,パズルから配電網のスイッチ切替まで,「組合せ遷移」の広範な世界をアルゴリズム理論の視点からご紹介します.

ゲーム情報学研究会(GI)
大渡 勝己
株式会社quantum AIアスリート
情報科学でゲームの可能性に挑む
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ゲーム情報学ではゲームを題材に、理論と実装を駆使して謎に迫ります。私たちはこれまで数多くのゲームに対して強いAIを開発し、 さらに理論的側面からもゲームの面白さにスポットライトを当ててきました。本講演ではその一端として、トランプゲーム「大富豪」 にまつわる学問的課題と現在の研究について紹介します。

システムとLSIの設計技術研究会(SLDM)
川村 一志
東京工業大学
組合せ最適化のための最先端ハードウェア
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私たちが住む世界には至る所に組合せ最適化問題が存在しています.例えば,学校の時間割表や宅配の配送計画を決めようとすると, 無数の選択肢から最も良さそうなものを選び出す「組合せ最適化」の作業が必要です.これはとても大変な作業で時間がかかる上,問 題によって与えられる条件や最適化したい指標が異なります.ところが,近年注目を集めるイジングマシンと呼ばれる最先端ハードウ ェアを用いれば,この作業を「統一的」かつ「効率的」に遂行してくれるというではありませんか.本講演では,イジングマシンとは 何者か?について,我々の研究成果と併せて紹介します.

グループウェアとネットワークサービス研究会(GN)
角田 啓介
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
「普段使い」できる情報技術を目指して
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AI,IoTといった様々な情報技術が世の中にあふれ,世の中がどんどん便利になっているといわれている.ところで,AI, IoT,そして 情報技術と聞いてそれがどんなものか,どう使うか,そしていつ何の役に立つのか,想像できない方も非常に多いのではないだろうか. 本講演では,私の研究の最終目的である「普段使いできる情報技術」についてお話ししたうえで,その実現に向け,私が取り組んでき た具体的な研究内容を紹介する.そしてそれらの研究でできたこと,できなかったことの振り返り通じ,「普段使いできる情報技術」 を実現するためのポイントをまとめる.

バイオ情報学研究会(BIO)
露崎 弘毅
理化学研究所
生命科学にパラダイムシフトを起こすテンソル分解技術
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生物を構成する細胞の中には遺伝子の情報が記述されたゲノムがあり、そこからさらにRNA、タンパク質、代謝産物といった多種多様 な生体分子がコードされ、細胞の機能を担っている。昨今、実験技術の発展により、こういった分子一つ一つを網羅的に計測できるよ うになってきた。しかしながら、このような分子の種類は数百〜数十万と膨大であり、互いに複雑に繋がり合っているため、こういっ たデータ構造に対して解析できる汎用的な解析手法がもとめられる。本講演では、このように複雑化する生命科学データを解析するア プローチとして、演者が取り組んでいるテンソル分解を紹介する。

音楽情報科学研究会(MUS)
松原 正樹
筑波大学
聴けなかった音が聴けるようになる〜音楽スキル向上のインタラクションデザイン〜
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音楽を聴く能力はどうしたら伸ばせるのでしょうか?聴覚に障害があっても楽器を演奏し音楽を楽しむ人がいるように耳の聴力=音楽 聴取能力ではありません。実は自分が音楽をどのように聴いているかを知る「メタ認知」が、これまで聴けなかった音が聴けるように なる秘訣であることを明らかにしてきました。さらに情報可視化技術により鏡のような働きをするインタフェースがメタ認知を支援し ます。本講演では、メタ認知を促進させるインタラクションデザイン、スコアリーディング支援システム、長期間に渡る音楽聴取のメ タ認知実践の様子について紹介します。

エンタテインメントコンピューティング研究会(EC)
三武 裕玄
東京工業大学
いきものらしい仕組みで創る、心を感じさせるキャラクタ
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VR/MR等の発展で、画面の向こうの存在だった「CGキャラクタ」は私達と同じ空間に存在し、生活の中で人を楽しませ人と人をつなげる 存在となることが期待されます。しかし目前のキャラクタを「生きた存在」と感じさせるには、周囲の人や状況に応じた反応を刻々し 続ける必要があります。この課題に対して、人が滑らかな運動を生成する仕組みや視覚・触覚等の感覚と運動が連携する仕組みを再現 して、いきものらしく動く動作を自動生成する研究や、これらの仕組みを用いて個性的なキャラクタ表現をデザインするための研究と その応用例を紹介します。

教育学習支援情報システム研究会(CLE)
毛利 考佑
広島市立大学
協働する教育AIの実現に向けての挑戦
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昨今,教育DXの推進により,学習者のきめ細かな教育・学習活動の履歴を教育ビッグデータとして蓄積されています.これにより,教 育ビッグデータを多種多様な分析・可視化を行うことで,学習者の学習傾向や理解度を明らかにすることができます.本講演では,教 育データの多種多様な分析・可視化結果に基づいて学習者に教育AIが協働的に議論・支援することができる協働学習の研究を紹介します.

自然言語処理研究会(NL)
横井 祥
東北大学
言葉の形を教えてくれる自然言語処理
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コンピュータで人間の言葉を扱うための自然言語処理技術はここ数年で大きく進展しました.外国語の文書を読む際に便利な機械翻訳 システムやSNSでAIに問い合わせできるチャットボットはすでに私たちの生活に欠かせない道具になっています.分野のこうした著し い発展を支えているのは,離散的な言葉を連続的なベクトルで表すという一風変わった考え方です.この講演では,「犬」と「動物」 の “なす角” はどの程度なのか,どちらが “長い” のか,日本語の “形” と英語の “形” はどう違うのかといった手触りのあ る問いを通して,自然言語処理技術が私たちの言葉について教えてくれることを紹介します.

ソフトウェア工学研究会(SE)
吉田 則裕
名古屋大学
安全なIoTデバイスを開発するための自動バグ発見・自動修正技術
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スマート家電等,インターネットに接続されたIoTデバイスがどんどん普及してきています.IoTデバイスを開発するメーカーはバグが 存在しないように,十分に検証を行ってからリリースします.しかし,IoTデバイスが複数のユーザーや 他のデバイスを識別しつつ, ユーザーやデバイスに合わせた複雑な動作をするため,バグを発見・修正することは容易ではありません.安全なIoTデバイスを実現す るためには,コンピューターが自動的にバグを発見したり,自動的にバグを修正したりしてくれたら便利だと思いませんか?本講演で は,このような自動バグ発見・自動修正技術の実現に向けた取り組みを紹介します.

コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)
吉田 真紀
国立研究開発法人情報通信研究機構
NewSpaceセキュリティ
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NewSpace(ニュースペース)と呼ばれる民間主導の宇宙開発が世界で活発化しています.この動きを受けて日本でも平成30年11月15日 に宇宙活動法が施行されました.本講演では,NewSpaceとセキュリティの関わりを紹介し,具体的な事例として宇宙機の乗っ取り防止 による飛行の安全確保と,宇宙機から伝送される飛行状況や学術的・商業的価値の高いデータの保護することを目的とした研究と宇宙 ロケットMOMOによる実証実験を紹介します.

ユビキタスコンピューティングシステム研究会(UBI)
渡邉 拓貴
北海道大学
聴力操作による「聴力自在化」の実現
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人の耳は自分の意思では制御が難しく,重要な情報を逃したり,必要のない情報まで取得したりすることがある.一方,近年イヤホン 型のウェアラブルデバイス(ヒアラブルデバイス)が普及してきている.ヒアラブルデバイスには外部音取り込み用のマイクと情報提 示用のスピーカが搭載されており,常に耳にマイクとスピーカを装着している環境だといえる.本講演では,このヒアラブルデバイス を用いて外部の音を操作することで,人の聴力を操作する「聴力自在化技術」について紹介する.

MC 司会者

村尾 和哉
村尾 和哉
立命館大学 准教授
廣井 慧
廣井 慧
京都大学 准教授

SPONSOR スポンサー

プラチナスポンサー

Unity

シルバースポンサー

Cyber Agent

IPSJ-ONE 2022 企画・実施委員会

委員長 村尾 和哉(立命館大学/ 情報処理学会 新世代企画委員)Web
副委員長
  • 辰己 丈夫(放送大学/情報処理学会 新世代企画委員会 委員長)
  • 廣井 慧(京都大学)Web
幹事
  • 石尾 隆(奈良先端科学技術大学院大学)
  • 井上 昂治(京都大学)
  • 塩見 準(大阪大学)Web
メンバー
  • 安積 卓也(埼玉大学)
  • 石畠 正和(NTT)
  • 岩本 拓也(サイバーエージェント/大阪大学)
  • 梅谷 信行(東京大学)
  • 大木 哲史(静岡大学)
  • 甲斐 博(愛媛大学)
  • 河村 泰之(愛媛大学)
  • 島田 敬士(九州大学)
  • 鈴木 秀和(名城大学)
  • 椿 真史(産業技術総合研究所)
  • 橋本 雄太(国立歴史民俗博物館)
  • 長谷川 彩子(情報通信研究機構)
  • 深山 覚(産業技術総合研究所)
  • 増田 豊(名古屋大学/JSTさきがけ)
  • 増村 亮(NTT)
  • 水野 貴之(国立情報学研究所)
  • 宮下 令央(東京大学)Web
  • 簗瀬 洋平(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン)
  • 山田 渉(NTTドコモ)
  • 湯田 恵美(東北大学)
主催 情報処理学会 Web@IPSJcom

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