「IPSJ KIDS(アイピーエスジェーキッズ)」は、若手研究者が発表するIPSJ-ONEの“生徒版”です。 「小学生だからすごい」などではなく「大人でもすごい」こと、そして「活動」ではなく「研究」をしている小学生に発表してもらうことを掲げ、2022年の第84回全国大会から実施しています。これまでに、ロボットの研究からトゲナナフシ、オセロまで、幅広い分野の小学生研究者が発表し、ディスカッションをしてきました。ここから新たなコミュニティが生まれることを願っています。
僕は数論の中でも、高校数学の範囲を軸にして議論が進む初等整数論という分野を5年ほど研究しています。そこで今回は僕が研究活動の中で得たアイデアの出し方や研究プロセス、発見の概要についてお話ししたいと思います。
僕は小さいころからいつも母と手をつないできた。ある日その母が平山病という病気に日々困っていることを知り解決方法を模索してきた。そして病院の先生の監修のもと、母の病状見える化マシン(パー力測定器、パー力測定器DX)を開発した。今は母の病気を治すミラーセラピーという技法を転用したパー力回復機の研究をしている。
小学3年生の夏からカメムシを集めていた所、四国では未確認だったマツヘリカメムシを見つけたことをきっかけに、私は「カメムシ博士」と呼ばれるようになりました。しかし、その時、私は報文に名前を載せてもらっただけで、本当のカメムシ博士ではないと思いました。その後「カメムシ博士になるためには?」というテーマで、報文の書き方を調べたり、標本の作り方を研究したりしました。そして、自分の手で書いたヒラタトガリカメムシの報文が掲載されるに至った話や、現在も続いているナナホシキンカメムシとアカスジキンカメムシの2種の飼育繁殖で分かったこと、また繁殖の様子に関して仮説を立てて見守っている事などをお話ししたいと思います。
Commentatorコメンテータ
五十嵐 悠紀
お茶の水女子大学太田 智美
大阪音楽大学辰己 丈夫
放送大学土田 修平
お茶の水女子大学